＜マーゴン襲来＞

お久し振りです！
やっと時間ができたと思ったら、台風ってお前････！

タイムスクープハンターが終わってしまった･･･
沢嶋あぁー！続きが気になる･･･！
オフィシャルブックは真面目に馬鹿やってて素晴らしかったですｗ

テンペスト、第一話地上波でやるんだね！やった！
数年前に原作の広告を見て、いいなーと思ったものの読まずじまい。
女が宦官に化けるとか琉球とか、宮本の萌えポイント突きまくりです！


以下、溜まっていた読書感想文を消化。

『江戸御留守居役　近世の外交官』　笠谷和比古

幕末本読んでると「京都留守居役」とか出てくるけど、具体的に何やってんだろう？
という事で手に取ってみた本。
が、内容は江戸留守居役の、しかも交渉事や連絡係としての仕事について。
求めていたのとはちょっと違いましたが、これはこれで江戸時代の政治の一面が解って面白かったです。
各藩は幕府に交渉をする際に、前例を示したそうな。
前例が必要ってのは、現代だと融通が利かないイメージですが、当時は幕府の権力の乱用を防ぐために有効だった、ってのは意外でした。
通信手段が乏しい時代に関わらず、留守居役達の情報収集能力は凄い。
廻状とか面白いね。今で言うＣＣメール（添付ファイルあり）みたいなｗ


『攘夷の幕末史』　町田明広

長州は異国船を砲撃する一方で、留学生をイギリスに送ってるし
新選組は「攘夷しないなら解散させて」みたいな事を言ってるし
龍馬は「外国の味方をする姦吏を打ち殺して日本を洗濯したい」とか言ってるし
幕末の思想ってややこしい････

池田屋事件の吉田稔麿について論文を書かれた町田さんの本で、しかもムチャクチャ面白そうな題材なので読んでみました！
やー、面白かった！

鎖国ってのはキリスト教勢力を追い払う為ってイメージでしたが、中華思想（本文中では「華夷思想」）も絡んでいたとは。
まさか日本に中華思想があったとは思いもよらなかったので目からウロコ。
それを念頭に置くと、近代日本の動きも結構解って来るなぁ。
「八紘一宇」とか「大東亜共栄圏」とか、現代から見ると理解しがたいですが、幕末から見るとそうでもない。
その辺の思想に関しては、もちっと調べてみる必要がありますな。

龍馬の思想に関しては、今までイマイチ解らなかったんですが、一端が解って良かったです。
蝦夷開拓の話はチラッと知ってたけど、竹島（今の鬱陵島）にも行こうとしてたとは。
龍馬のドラマや番組でその辺の話って見かけないよね。「新選組！」ではアイヌの格好してたけどｗ

稔麿が交渉役として活躍した「朝陽丸事件」も大きく取り上げられています。
奇兵隊うぜぇｗ藩上層部はマトモな対応なのにｗ
それにしても、朝廷と幕府、二つの命令に翻弄される諸藩が気の毒すぎる･･･
朝幕の方針が一致してたらどうなってたかなぁ･･･。


長くなりましたが、こんな感じ････