＜清盛と池田屋＞

遅ればせながら大河感想！

ん？結構イイんじゃないか？
この時代は詳しくないので、どこまで史実通りなのか分かりませんが。
平安文化は源氏物語でちょっと齧ったので、陰陽師シーンとか見てて楽しいです。
メイクも当時を再現して欲しかったけどなぁ･･･

しかし主人公いらない･･･（えっ）
落ちこぼれが上に反発する話はあんま好きじゃないなぁ･･･
真面目なリアリストが努力する話は駄目ですか･･･ですか･･･
脇役陣はイイ感じです。鳥羽上皇かっけー！

ちょいちょい現代的価値観が挟まるのが嫌ですが、このまま男臭い路線を突っ走って欲しいです。


以下、久し振りの読書感想文。

『池田屋事件の研究』　中村武生･著

メルマガ連載時代から気になっていて、書籍化を待ちに待っていた１冊！
池田屋事件について、長州側からディープに書かれています。
史料の信頼性なども細かく追及されていてかなりマニアックですが、読み応え十分！
池田屋事件は今までも色々本を読みましたが、初めて見る情報や史料もあり、新たな一面を見た感じです。

知って驚いた事をちょっと箇条書き。
・古高は毛利家の遠縁
・長州征討の話は池田屋事件より前から出ていた
・事件翌日、龍馬達の留守宅にも会津が踏み込み、家財道具を奪われ、お龍の母親が捕らえられたらしい。

･･･などなど。
あと事件当夜、会津桑名は出動が遅れてあまり積極的でないイメージでしたが、むしろ逆、長州とガチ戦闘するつもりだったそうな。

古高や池田屋惣兵衛の死、事件後の禁門の変への過程などは、淡々と書いてあっても悲劇的で、何とも言えない気分でした･･･

結構専門的で難しい内容だったので、また時間のある時に読み返したいなぁ。