＜花燃ゆ感想 ＃07 もう間に合わない＞

■副題：「放たれる寅」
■年代：1855年夏～1855年12月　　文＝13歳　伊之助＝27歳　松陰＝26歳



「まだ間に合う『花燃ゆ』」という番宣がやってましたが、もう間に合わねえよ！！
即刻主人公を松陰か塾生にして、史実的にありえない創作をやめれば、ギリギリ間に合うかもしれない！！

物語の方が一段落ついたので、軽く総括しますと、こんな長州大河見たくなかった･･･！
ぜんぜん長州や松陰の魅力が伝わってこないよ！「八重の桜」の長州バージョンみたいのが見たかったよ！
「幕末長州」という極上の素材が、文をムリヤリ動かすために台無しになってるよ！！
俺はどうすりゃいいんだよ！


寒風吹きすさぶ馬関海峡に慟哭したところで、さくっと感想いってみよー。

今回は藩士の登場シーンが多かったので、一見良さげに見えますが、
文が「福堂策」流出させるとか、伊之助が椋梨と通じるとか、梅太郎が殿とお茶するとか創作ばかり･･･
いや、面白ければいいんですが特にそうではないし･･･

なぜか円くなって食事をしている杉家
なぜか難しい文章をスラスラ読み、書き写す文（13歳）
なぜか久子に松陰出獄を相談する文
なぜか自分で「奥方」とか言っちゃう久子･･･
･･うーん･･･

そういえば、やっと梅兄さんが野山獄に来ました！あっ、文ちゃんは帰って大丈夫だから！
どうしてこんな当然の事で喜ばねばならんのか･･･
前述のとおり、実際に差し入れに来ていたのは梅太郎です。
ジェラシー亀さんが可愛かった。お腹をさすっていたが、マタニティブルーか!?（笑）
梅太郎の長男が生まれるのはもうちょっと後ですが、どうも女の子もいるっぽいので、その子だろうか？
詳しい資料がないので良く分かりません。

梅太郎が殿に呼ばれてましたが、９月から参勤交代で江戸に向かっているはず・・・。これは何月なんだ？
ちなみに、稔麿も随従して２度目の江戸勤務です。途中、安政の大地震に遭いました。

桂の妹が来原に嫁ぐ伏線が出てきたのは良かったです。
守備範囲外なので詳しくは知りませんがｗ
早く来原と伊藤のツーショットが見たいです。

伏線といえば、伊之助の台詞で「洋船を作る云々」とありましたが、この翌年の1856年の干支は「丙辰」。
その名を冠した長州藩初の洋式軍艦「丙辰丸」が、その年建造されます！艦長は現在長崎遊学中の伊之助の兄・松島剛蔵！
CG再現された丙辰丸･･･見たいな･･･


創作ばかりでウンザリですが、一番創作クサイ「二十一回猛士の夢」は史実ですｗ
ただし松陰の記録に寄れば、「神人」が「二十一回猛士」と書いた紙をくれたらしい。こっちを映像で見たかったｗ
重要なのは、その夢を見たのは野山獄に入って間もない頃です。寅年生まれの寅次郎が寅年にこの夢を見たんです。
だから「獄から出たくない」などと言っているのはおかしい。出たくて堪らない猛虎のはず！
ちなみに、松陰が獄中で読んだ本は600冊以上とか。読む方も凄いが、差し入れした家族も凄いｗ

しかし、「二十一回猛士」の説明はCG使った割に分かりにくかった。
解説するとこんな感じです。




それから、獄の開錠時間がよく分からん！そんなに格子揺らすシーンがやりたいのか!?喋れば済む話だろ!?品が無いのでやめてほしい。
あと、文が首筋が見えるくらい深くお辞儀するのも、はしたないのでやめてほしい。

囚人たちが詠んだ句が実在するのかは知りませんが、久子の別れの句は記録に残ってるのに完全スルーでしたね。
あれだけ久子にスポットを当てときながら･･･何がしたいのかよく分からん･･･


さて、来週からいよいよ村塾始動！
サブタイトルが「罪人の塾」から「熱血先生、誕生」に変更！ダセえぇぇぇ･･････
解説本を読むと、文が塾生集めするのは失敗に終わるっぽいですが、それにしてもいらない･･･
村塾編になれば登場人物も増えて楽しくなりそうだなーという気もしますが、
よく考えると、人物が増えるという事は、それだけワケワカラン創作の被害者が増えるという事で･･････
まぁ、一番の被害者は文さんなんですが･･････

来週からが本当の地獄なのかもしれない･･･
たとえどんな創作が来ようとも、私の史実への敬愛は強まるのみ！挫けず頑張りましょう！死闘･･･じゃなくて視聴を･･･！



以下、らくがき。お兄ちゃん祭りだよ！









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