忍者ブログ
[513]  [511]  [510]  [508]  [506]  [505]  [503]  [502]  [500]  [499]  [498
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

■副題:「熱血先生、誕生」
■年代:1855年12月~1856年7月  文=14歳 松陰=27歳、久坂=17歳



恐怖の村塾編が始まりましたが、危惧したより面白くて良かったです。
しかし時を置いて考えてみると、単に危惧しすぎていたのと、史実の松陰と久坂の手紙のやり取りが出てきたのと、塾生がたくさん出てきたから面白く感じたのかもしれない・・・


とりあえず、冷静になって色々ツッコんでみましょう。




そういえば前回の補足ですが、囚人達が詠んだ別れの歌は史実のようです。
ちなみに松陰が自宅謹慎になったのは名目上病気保養。金子は病死したというのに、この待遇の違い・・・!


さて、塾生が色々出てきたので、数え年を確認しておきましょう。(カッコ内は現在の対応学年)

入江九一・松浦亀太郎 → 20歳(大学1年)
        高杉晋作 → 18歳(高校2年)
        久坂玄瑞 → 17歳(高校1年)
 吉田稔麿・玉木彦介 → 16歳(中学3年)
         野村靖 → 15歳(中学2年)

この中で、明治まで生き残るのは1人だけ・・・・・・
ちなみに妹達は入江すみが10歳(小学3年)、吉田フサが5歳(年少組)。


予告の時点でストレスを感じていた「塾を開いてみませんか?」は速攻失敗に終わったのでホッとしました。誰か、文にも外出禁止令を!(笑)

史実では、幽囚室に籠る松陰に対し、父と兄が野山獄での孟子の講義録が途中だったので、自分達に講義の続きをやるよう言います。
そうして出来上がった講義録が、松陰の代表的な著作の1つである『講孟箚記』です。
色々講義をやる内に、身内以外の生徒も増えてきて、やがて松陰が松下村塾の「3代目」主宰者となります。
そもそも松下村塾は松陰が開いたものではなく、1842年に玉木文之進が開いた塾で、松陰や梅太郎も通っています。
その後、久保五郎左衛門に引き継がれ、ドラマの時点では久保が主宰している・・・はずなんですが、完全スルーですね。

稔麿が何故か傘張り・・・そういう事をしていたという記録は見た事ありませんが。
ちなみに、史実では3月に江戸勤務から帰ってきています。
ドラマでは何故か中間の息子の身分で明倫館に入ろうとしています。実際そういう事が可能なのかは知りませんが、
これといい、母に絵を燃やされる亀太郎といい、あからさまな不幸描写は萎えます・・・


伊之助が椋梨にやむなく寝返るのも創作と思われます。
実際は自宅謹慎になった松陰をよく訪ねていたようですが、2月から相州警備に行ってます!
相州警備といえば、松陰の入獄中に文之進・彦介父子も行ってたみたいです。

あと、寿のキャラ下げるのやめてくれ・・・
奥方の集いに紬で行くってドレスコード的にどうなんだろう?流石に絹の着物くらい持ってないのか?
まぁ、当時の長州はものすごく質素倹約してたようなので、詳しい事は分かりませんが・・・
それから、奥方達はなんでみんなつっ立ってるんだ・・・


本日のメインは松陰と久坂の手紙バトル。これは史実で、時期的には5月末~7月下旬。
松陰の返信は「丙辰幽室文稿」に収録されていて、ネットで読んでみると、難しい言葉遣いですが内容はスゲー煽ってるw
ちゃんと再現されて良かっただけに、文が絡んでくるのと、木刀持って殴り込みに来るのが萎える・・・・・・

それにても、久坂がイメージと違うなぁ・・・。もっとキリッっとしてリーダーシップのあるイメージなんだけど・・・
これで光明寺党とか禁門の変とかやるのか・・・。
それを言い出したら、宮部や稔麿もイメージと違うんですがw

兄の玄機はイメージに近くてイイです。
久坂玄機・松島剛蔵・杉梅太郎と、「主人公の優秀な兄」ポジションのキャラはイイですね。
梅太郎はあまり優秀っぽく描かれてませんが・・・w

はっ、梅太郎といえば、調べてビックリした事が!
今回出てきた長女の豊は、後に乃木希典の弟の玉木正誼(文之進の養子)の妻となる人です!家系図がややこしいですね!
え?彦介がいるのになんで養子かって?それ以上はネタバレだぜ・・・
そういえば、楫取素彦ばかり話題になるけど、梅太郎だって姉妹と・・・っとこれ以上はネタバレでございますぅ~・・・


話を村塾に戻しますが、初期入塾生である増野徳民が出てこないのは寂しいです。
稔麿は彼の誘いで11月25日に入塾する事になります。

なんか際限無くなってくるので、この辺でやめましょうw
それにしても、やっと村塾始動ってちょっとのんびりしてないか?松陰死後の激動の時代に時間を割いて欲しいんですが・・・
野山獄の金子母と文の交流とか高須母娘の話とか、やる必要あったのか?
とりあえず富永有隣と塾生の絡みが楽しみです。

この先も村塾や長州がどう描かれるか不安ですが、ひとまず生温かく観察しましょう・・・



以下、らくがき。





PR
Comment
name 
title 
color 
mail 
URL
comment 
pass    Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
コメントの修正にはpasswordが必要です。任意の英数字を入力して下さい。
■INFOMATION■


宮本初(みやもとはじめ)の個人ブログです。
ご連絡の際は↓メールフォームからどうぞ!
【メールフォーム】

↓Twitter(X)常駐してます↓
@nniyannoto
■CALENDER■
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
■SEACH■
■COPYRIGHT■
みやもとのモト!
(C)宮本初
SINCE 2009/03/03
ブログ内の文章・画像の無断転載及び複製を禁じます

――――――――――――――――
SSL標準装備の無料メールフォーム作成・管理ツール|フォームメーラー


Template by Crow's nest 忍者ブログ [PR]