＜花燃ゆ感想 ＃45 ヴァルプルギスの夜＞

■副題：「二人の夜」
■年代：1877年春～９月　　美和＝35歳　楫取＝49歳　寿＝39歳



わたし、みわ！35才未亡人！
ある夜、がけくずれでお家に帰れなくなっちゃって、お姉ちゃんのダンナさんと宿に一泊することになっちゃったの☆☆
ええーっ！？部屋が空いてないから、二人で同じ部屋に泊まるの～！！？？？
これは銀姫さまにしか話してないんだけど、実はカレ、あたしのは・つ・こ・い・の・ひ・と♪♪♪
どっ、どうしよう！すぐとなりであのヒトが寝てるなんて！！！
わたしの心臓の音、カレに聞こえちゃいそうだよぅ／／／／／


･･････知ったことかああぁぁぁ！！！（テレビに回し蹴り）
書いてて虫酸が走るわ！こんな話、大河でやるな！オリキャラ使って自由帳にでも書いてろ！！

･･･はぁはぁ･･･すみません、さっそく取り乱しました･･････

もはや精神的災害ともいえる花燃ゆ、視聴していた皆さんご無事でしょうか･･･
ご気分の優れない方はすぐに資料を読んで癒されましょう･･･


とりあえず、さくっと感想行きましょうか･･･

さて、上毛かるたでお馴染み、というかそれでしか名前を聞いた事がない、老農・船津伝次平が登場しました！
船津は天保３（1832）年生まれの46歳。木戸の１つ上ですね。
勢多郡の農家出身で、弱冠27歳で名主に選ばれ、学問にも秀でていたとか。
楫取から大久保に推薦され、明治11（1878）年、駒場農学校の教師になったそうな。
明治の三老農（他は中村直三・奈良専二）の１人です。
これまでまったく功績を知りませんでしたが、調べてみるとなかなか凄い人みたいですね。
この人主役でドラマ作っても面白そうだなぁ。
ところで農家だからって小汚い格好させるのはやめてくれませんかね。

生糸関係は資料が無いので詳しい事は分からん･･･
明治10年８月に設立された精糸原社が県内で初めて座繰製糸の改良をし、各農家からの生糸を工場に集めて均一に束ねた生糸を販売したらしい。
各地に組合があり、星野長太郎の組織したいくつかの組合も含まれていた。
座繰製糸の改良がされたのは器械製糸があまり進まなかったかららしいが･･･
つーか、カイコを映すなと何度言えば･･･！女の子と一緒でもダメなものはダメ！！（笑）

遂に木戸も退場しましたが、ぱっとしない最期だなぁ･･･。また伝聞＆回想かよ･･･
木戸（桂）＆幾松は、幕末の内にもっと見たかったな。
あっ、そういえば船津は「鞍馬天狗」で桂小五郎やってましたねｗ


そしてまた取って付けたような西南戦争･･･。もうちょっと戦争が社会に及ぼした影響とか描こうよ･･･
西郷とかいきなり出しても、もうみんな忘れてるだろ･･･

前回書いた通り、群馬からも多数西南戦争に出征しましたが、軍人・巡査の内約130人が戦病死してしまいました。
11月25日、東照宮で招魂祭が行われました。
翌明治11年９月、楫取は碓氷・甘楽から出征した戦死者の招魂碑「徴兵戦死之碑」の題額を揮毫、
明治13年３月に建設。
明治12年10月には「厩橋招魂祠碑」を撰文、題額は有栖川宮熾仁親王が執り、明治13年５月に落成の祭典が行われています。
この碑は県庁近くの東照宮内の護国神社にあるそうですが、以前は知らずに素通りしてしまったので、
今度はちゃんと見ないとなぁ。
あと、華蔵寺公園にも楫取撰文・大山巌篆題の「伊勢崎招魂碑」があるらしいですよ。
また、戦争捕虜も翌明治11年３月までに90人近く群馬で収容されました。

他に明治10年というと、こちらも上毛かるた！昔を語る多胡の古碑！
以前から楫取が申請していた、多胡碑の保存の資金が官費から支給され、土台が作られました！
これ以降も覆屋が造られるなど、色々保存活動が行われます。
多胡碑も上毛かるたでしか知らないので見てみたいですが、凄い行きにくそうな場所だな･･･
それから、前回書きましたが「修身説約」の編纂も始まります。
劇中の楫取県令はえらく暇そうですが、実際は忙しいんだよ！（笑）

寿は東京でも寝かされてるだけですね。医者や介護人を描く手間を省いてるんでしょうか。
それより「ドキドキお泊り☆」の方が大事なんでしょうか。
久米次郎はなんであんな青二才学生キャラなんだ？
まだ数えで20歳ですが、何度も書いてるように定職に就き結婚もしています。
沼田の位置が分からなかったので（おい）調べたら直線でも30キロ近くある･･･？
まぁ、前橋－萩間を瞬間移動する美和さんならスキップで着けるか･･･



以下、らくがき。




静子がいつ生まれたのか正確に分からん･･･





※イラストの歴史人物は、宮本のオリジナルイメージを使用しており、役者とは関係ありません。
※一部、歴史人物名や用語は、宮本が使い慣れたものを使用しています。
※文中の年齢表記は原則として数え年です。