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■副題:「未来への絆」
■年代:1877年9月~10月  美和=35歳 楫取=49歳 寿=39歳



楫取と美和が宿に泊まった事が職員たちにバレ、県民の間に良からぬ噂が立ってしまった!
たいへんだー(棒読み)

・・・・・・知らねえよ休み時間に自由帳にでも書いてろよー!!(月に吠える)

今回も「紀行」だけ見ればいいです。本編は気分を害するので見ない方がいいです。
つーか、この脚本は実在の人物に失礼すぎるだろ・・・制作側の良識を疑うよ・・・・・・


とりあえず、ぼちぼち感想行ってみよー。


OPが終わってもまだ続くお泊りシーン。いらねぇよ!
そもそも、県令が泊まるのに部屋の融通効かないとかおかしいだろ!

さて、やっと中原復亮が群馬に登場。遅いよ・・・
史実では明治8年9月に熊谷県の職員になったらしいが、楫取が書いた就職斡旋の手紙は明治9年9月だ・・・。よく分からんw
実は彼は鳥羽伏見の戦いで負傷して、治療に5年かかったそうですよ。
明治25年には土木課長になっています。ちなみに美和と同い年。
つーか、中原は楫取に二条窪の水の相談するためだけに群馬に来たのか?
なんでその後帰ったと思ったら群馬に就職してるの?
二条窪の植林って、史実では楫取がいた頃やってなかったっけ?
人物の動きが不自然すぎる・・・なんで史実通りにやらないんだ・・・。え?中原が出張ると美和が霞む?
知ったこっちゃありません。

さて、西南戦争の捕虜の話が出てきましたが、実際は明治10年10月(ドラマ内の時期)に57人、翌年3月に30人来たらしいですよ。
他県人の捕虜は取り上げるのに、群馬から出征した兵士・巡査についてはスルーするんですね。薄情ですね。
前回、出征する巡査たちに楫取が訓話するシーンでも入れれば、西南戦争の緊張感が多少は出たのに・・・
「紀行」で招魂碑について触れられてましたね。恒例の「だからそれを本編でやれよ!」発動です。

で、その捕虜の職業訓練先を探すために、楫取と美和が一軒一軒民家を回るとかリアリティ無さすぎるだろ・・・
県令はどこまで暇なんだよ・・・。この脚本は県令をなんだと思ってるんだよ・・・
そして楫取が何だかよく分からない事を言ってる内に捕虜が感動して泣いている始末。タマネギでも切ってたんですかね・・・
群馬編になってからの、「因循な群馬の愚民共を諭す、聡明誠実な楫取様と美和様」みたいな陳腐なストーリーは何なんですかね。


「捕虜を罪人としか見てない職員に対し、社会復帰させようとする楫取様スゲー」な脚本でしたが、
はいはいそういうのは前から一般的にありますから・・・
つーわけで、語りそびれてた「監獄教誨」と寿の真宗布教について。

二条窪で住民に仏教を広めた寿は、風紀の荒い群馬でも仏教を広めて人心を穏かにしようと考えました。
そこで楫取から築地本願寺に話が行き、明治8年に群馬にやって来たのが長州出身の小野島行薫(28歳)。
当時は還俗して大蔵省で働いていたそうですが、依頼を受けて楫取邸で夫妻や県職員を前に講演、
楫取夫妻のお眼鏡にかない、僧籍復帰し教導職として採用されました。
明治9年には真宗教会の「酬恩社」が結成。
明治12年には寿が願っていた本願寺説教所の設立が許可されます。
しかし、その説教所が完成した明治14年4月、寿は既にこの世を去っていました・・・・・・

明治政府はヨーロッパに倣って囚人の社会復帰を目指していたので、監獄で説法をする「監獄教誨」が行われ、群馬でも小野島がその任にあたりました。
西南戦争の捕虜については詳しい資料がないのでよく分からないのですが、監獄で養蚕を習ったらしい。
田島弥平が岩鼻監獄で養蚕を教えていたそうですが、いつの時期なのか分からん・・・
このドラマは田島弥平は出ないんですかね。まぁ、出たところでロクな事にならないだろうから別にイイですが・・・

寿といえば、「うちはもういらんのかも・・・」とか変な事言わせるんじゃねぇよ。どこまで歴史人物を侮辱すれば気が済むのか・・・
そんな寿さんも次回退場・・・。え?本編まだ明治10年だよね?
久米次郎の手紙が正論に聞こえますね。美和さんマジ出てってくれ・・・


「紀行」で前回の感想で取り上げた多胡碑が来ました。あーはいはい本編でやらないんですね。
何度も言うけど、楫取メインで取り上げる割りに史実の功績無視しまくってますね。だったらオリキャラでやればいいのに・・・
前回、「多胡碑って行きにくい」とか言ってたら、その上を行く新田神社、駅から徒歩70分w
楫取が創建に関わった神社というと、明治11年3月に創建が許可された「高山神社」がありますが、こっちはスルーなんでしょうか?
本殿は去年の年末に全焼してしまった・・・・・・。・゚・(ノД`)・゚・。


ちょっと古い話ですが、県職員役の相島一之さんが出ていたヒストリア谷崎潤一郎回は面白かったですね!
創作と女性に傾ける情熱はさすが谷崎!ヘンタイの鑑!(笑)
『細雪』は恋愛物でもないし、かなりの長編なので未だ読んでないのですが、あんなに心血注いで書かれたものなら読まないとなー。



今回は特に描きたいものが無いのでイラスト無し。
次回は寿子さま祭りでガッツリと!



※一部、歴史人物名や用語は、宮本が使い慣れたものを使用しています。
※文中の年齢表記は原則として数え年です。
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