＜花燃ゆ感想 ＃16 一時帰宅･･･あるよ。＞

■副題：「最後の食卓」
■年代：1859年２月？～５月　　文＝17歳　松陰＝30歳、久坂＝20歳



やべぇぞ･･･来週松陰退場なのに、全然盛り上がらないぞ･･････

ついつい我慢できなくなって、「花神」の松陰パート見ましたｗ
時間はずっと短いのに、なんだこの濃度の違いはっ！


とりあえず、今週も感想いってみよー。

謎のサブタイトルでしたが、やはり「食卓」は発見できませんでした。

松陰の手拭に「至誠にして動かざるもの･･･」とありましたが、実際は白い布に書いて縫い付けたらしいっすよ。
久子が別れる時に手拭を送ったらしいが、それとは別の物なのかは不明。
台詞に出てきた「樗（おうち）」は久子の別れの句に出てくる単語ですね。
この２人はよく、恋愛感情があったのでは？という解釈がありますが、10歳以上離れてるし、どうなんだろうねえｗ
そんな事は当人同士しか分からない事ですが、ともかくも句のやりとりを見る限りは仲良さそうです。

他に「至誠にして･･･」の言葉は江戸に送られる前、松陰が伊之助に「ある依頼」と共に贈ったのですが、今回は描写なし。
次回やるのか･･･？さすがにスルーって事はない･･･よね･･･？


有隣が遂に人知を超えた力を手に入れた！？
これが後の国木田独歩のファンタジーノベル「富岡先生」に繋がるのか！（違う）
あ、有隣が「富岡先生」のモデルなのはガチですよ･･･（笑）
松陰が言ってた「ナポレオンを起してフレーへードを云々」は重要です。ここテストに出まーす。

「那波列翁（ナポレオン）を起してフレーヘード（自由）を唱へねば、腹悶医（いや）し難し」

佐久間象山の甥に送った手紙に出てくる、とても有名なフレーズです。
ついでに「恐れながら、天朝も幕府・吾が藩も入らぬ、只だ六尺の微軀が入用」も覚えておくと、
「マニアックすぎて伝わらないモノマネ」ができます。（笑）
しかし、いちいち言い回しがカッコイイね！


これまた有名な松陰の肖像画、29歳に見えない！？いいんだよそんなことは！（笑）
実際は久坂の発案のようですよ。
松浦が描いた物に松陰が賛を入れています。自画自賛ならぬ自分画自賛･･･？
このドラマ、伊之助を持ち上げる割に、面白史実はスルーしますね。いや、伊之助に限った事ではないけど･･･

伊之助といえば、松陰の一時帰宅が寿のおかげになってました。
「最後に寿のちょっとイイシーン入れといたよ」な感じがします。これじゃあ、福川のグッジョブも薄れてしまう･･････

そして、一時帰宅した松陰を文が逃がそうとする展開はおかしいだろ！武家の女が･･･以前にマトモな人間がそんな事するか！
バレたら家族がどうなると思ってるんだ！


松陰が母に背中を流してもらうのは史実ですよー･･･と言いたいところだけど、
長女・千代の回顧談（明治41年版）には「寅次郎が湯を使う様を見ながら２人で話した（要約）」としかないなぁｗ
史実ではこの時、「もう一度江戸から帰って、元気な顔を見せてね（意訳）」と約束し、後でちょっと不思議な事が起こるのですが、
ドラマでやるかどうか･･･。映像化したら創作クサくなりそうですがｗ
千代の大正２年版回顧談にも江戸送り前の様子が載っていますが、要約すると、

・よもや殺されるとは思ってなかったが、普通の旅ではないので本当に名残惜しかった。
・こういう場合に泣くのは武家の者としてこの上なく恥ずかしい女々しい事なので、胸が張り裂けそうでも誰も泣かなかった。

･･･だそうです。これだよ！こういう武家の家族らしいのが見たいんだよ！時代劇でピーピー泣くなよ！（笑）


ところで、松陰が駕篭で江戸へ送られる時、稔麿は隣家のおタツさんの計らいで、杉垣の穴から松陰と涙の別れをしています。
しかしドラマでは完全スルー！･･･あれ、こっちは泣いてるなぁ、まいっか。（笑）

松陰と入江＆野村は、獄の中で頻繁に手紙のやりとりをしていましたが、それもスルー！

もうやだこの大河･･･orz
余談ですが、野村靖主人公でも面白そうですね。いろんな事件に関わってるし。


ところで、新選組の近藤＆沖田のキャストが発表になりましたね。憲兵だ！憲兵が来たぞ！
っていうか、長州物なんだし、新選組はモブでいいんだよ！
山県有朋や山田顕義や井上馨や村田蔵六や毛利の若殿はどうしたんだよ！？
もうやだこの大河･･･orz（２回目）

今後は井伊直弼の特番や、第１部の総集編をやるそうですね。
･･･いや･･･そんな事より･･･脚本をもっとこう･･････



以下、らくがき。
今回はドラマ本編とあまり関係無いので、ナンバリングは無しです。




お兄ちゃんの脱いだ服嗅いで「くさ～いｖ」とか今時やんねえよ！だがそれがイイ！（笑）



もっと松陰との絡みが見たかったよ！な方々。



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